森嶋のブログ

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マキシマムドパリ 1月号 第54回愛知杯

今回は結果からお伝えします。

先週14日土曜日、中京競馬場にてGIII・愛知杯が行われ、マキシマムドパリ号が見事優勝しました

素質馬と言われ続け条件馬のまま5歳になりついに悲願の初重賞制覇です。

 

今年も格上挑戦の身分として出走登録してた訳ですが、

何だかんだでメンバーが集まらず出走できた去年とは違い

今年は頭数が多く出走の可能性がかなり低いとみられ、

同週のGII日経新春杯と1600万新春ステークスの計3レースに登録していました。

(しかし1600mと2400mの両睨みというのもまた凄い話ですね)

 

ところが蓋を開けてみれば愛知杯はフルゲートを大きく下回る全15頭。

出走馬を見れば重賞実績どころかオープンクラスでもない1600万条件の馬が多く、

通常のGIIIの水準からすればかなり見劣りするメンバーです。

おそらくは事前の情報でオープン馬が少なく条件馬が集まり過ぎた事で、

このハンデ戦にまともな実績のある馬が出れば相対的に酷量となるのは必至で

その結果手を引いた有力馬が多く出たという状況のようです。

 

ちなみに単純に勝ったから言う訳ではありませんが、

日経新春杯もまたGIIながらメンバーが揃わずハンデがそれほど軽くもなかった事、

さらに今年は悪天候での中止・順延で実に2日も開催がズレてしまい

少なからず調子を狂わされたのではないかという事も考えられたので

やはり愛知杯を選んだのは結果的に最良の選択だったと言えるでしょう。

 

鞍上は出走が不確かだったのと斤量の問題とでいつもの面々が確保できず、

愛知杯での鞍上は初コンビとなる岩田康誠騎手になりました。

昨年は重賞未勝利に終わり大スランプ中の岩田騎手が今回有力馬に乗るとあり、

人馬ともに勝てばこれはドラマだというところで注目が集まっていました。

 

マキシマムドパリは6枠11番。奇しくも昨年の愛知杯とまったく同じ馬番になりました。

ちなみに前回内外の差で敗れたクインズミラーグロも斤量こそ同じになりましたが

再び1枠1番を引き、また内と外の関係になったので少々不気味さがありました。

 

 

さてレースです。

大寒波に見舞われた中京競馬場は直前まで雪が降っており、

レース中こそ雪が止んだものの馬場は稍重発表ながら相当荒れていた様子。

 

そんな中人気のプリメラアスールがメンバー唯一の逃げ馬であり、

さらにこの馬場ならどう考えてもペースは上がらないし直線も伸びない。

となればプリメラアスールをやすやす逃がす訳にはいかない、

プリメラアスールの直後の2番手3番手で競馬をするのが理想である。

 

…というのをマキシマムドパリを含む大勢が同じ事を考えた結果、

マキシマムドパリは先行争いに負けて後ろからの競馬になってしまいました。

昨年の愛知杯でもやはり先行争いに負けてしまい、

そこから無理に番手を上げに行ったからスタミナをロスしたんですよね。

今回は流れに従って後ろから4頭目ほどの位置を追走します。

 

向正面あたりから大きくまくり4コーナーでは先頭に立つというのが

マキシマムドパリの基本的な勝利パターンです。

今回も同様に上がるところで見せムチを振るうような素振りがあったかに見えたのですが、

それですらまったく番手が上がらなかったのを見て

正直これはダメな時のパターンだと完全に諦めていました。

 

ところが、直線に向かうや驚くべき末脚を見せ、

中京の長い直線ならいくらか上位には食い込めるかも、くらいに期待していたら

何とまあそのまま先頭までゴボウ抜きし、更にはちょっと突き放してゴールイン!

後方で溜めてた分の脚があったにせよ、まさか追い込みで勝つとはまったく思ってもなく、

先述のように一旦は諦めていただけに驚きと興奮と感動は凄まじいものがありました。

 

 

なお先行勢にマークされ続けたプリメラアスールは実際道中苦しんで下位に沈み、

皆が望んだ2番手3番手の位置を奪えたサンソヴールとクインズミラーグロが

そのまま2着3着になっているので、その作戦は完全に当たっていたと言えるでしょう。

しかし、今回ばかりはマキシマムドパリの力がそれ以上だったと言わざるを得ません。 

 

開幕週ながら雪の影響で馬場の内側が伸びないというのは読んでおり、

大外を周回してくるのは陣営の指示だったそうです。

出負けして後ろから行く事になったのは本来望んだ形とは違ったようでしたが、

結果としてそれも脚が溜まり外に出しやすくあの末脚に繋がったのでしょう。

 

とは言え、よほど重馬場に強くなければあの馬場であんな追い込みはできません。

本番では道悪の経験がないながらも、血統や雨の日の調教タイムなどを見るに

重馬場に強いという認識は持っていたのですが、その想像をも超えてましたね。

今回の勝利はあくまで馬場や展開など諸々の条件が味方してのものでしたが、

今後出走する際に雨が降ったりすれば俄然面白い存在になるものと思われます。

 

また、これにより岩田騎手が1年4か月ぶりのJRA重賞勝利。

ニュースバリュー的には馬よりこちらの方が大きく報じられました。

初めてのコンビでしたが、新たな一面を開花させた素晴らしい騎乗でした。

 

それまでのジョッキーのスタイルを否定するつもりはありませんが、

人間にも褒めて伸びるタイプと厳しくして伸びるタイプとがあるように、

剛腕の岩田騎手だったからこそあんなに力強い追いができたのかなと思います。

せっかく上手く行ったので個人的にはこのコンビを継続させて欲しいものです。

 

 

さて、気になる次走ですが、晴れてオープン入りした事で賞金的にようやく楽になりました。

牡馬をも圧倒する力はさすがに有していないため牝馬限定路線を考えており、

その牝馬重賞はマイル戦が多いので中長距離にはこだわらずマイルにも出る構えで、

春シーズンの大目標は5月のヴィクトリアマイルという事になるでしょう。

(追記:次走は3/5の大阪城ステークスを予定してるとの情報が入りました)

 

2000m前後を得意とする馬ですが、マイルが決して向いてない訳ではありません。

3歳春に500万条件で一度だけマイル戦を経験し2着したという実績があります。

その後は目標を桜花賞からオークスに切り替えたため以降マイルを走ってはきませんでしたが、

何より勝ち馬がのちのGI馬クイーンズリングだった事を思うと見切りを付けるのはまだ早いでしょう。

そして当時より気性面で成長し、出遅れ癖や馬体減の心配もなくなった今なら

短い距離でも思惑通りの展開に持ち込めるようになってるのではないか、と思います。

というかそうであって欲しいです(笑)。

 

 

ともあれ、「マドモアゼルドパリの2012」が1歳の時に出資を申し込んでから実に4年弱、

個人的な事を言えば最初に一口馬主を始めてからは実に9年目での初重賞制覇となりました。

 

一口馬主というのはそもそもデビューできるかどうかもわからない内から幼駒を指名するのですから、

ましてこのグリーンファームはぶっちゃけクラブの中でもさほど実績のあるところではないですし

出資額の元を取るどころかちゃんとデビューして1勝でもしてくれれば全然いい方に入る部類な訳です。

事実自分が過去に所有した2頭は合わせてもたった9戦1勝しかしていませんし、共に引退理由は怪我でした。

 

なのでこちらとしては怪我をせずコンスタントに出走してる(19戦)というだけでも充分感動しているというのに、

ましてクラシックに乗り重賞に挑戦し度々好走、GIにものべ3度出走し、秋華賞では3着になるなど結果を残したものだから

「まさか自分の出資馬でこんな経験をできるなんて」とその都度いちいち感動していたものです。

さらには昔から大好きな漫画『馬なり1ハロン劇場』にも取り上げられましたしね(ある意味これが一番狭き門)。

そして今回ついに重賞を勝ったというのはもはや出来過ぎどころの話ではないですね。感無量です。

 

 

もちろんこれでマキシマムドパリの競走馬人生が終わった訳ではありません。

改めて重賞馬としてGIやGIIのタイトルを狙うという次のステージに立ちました。

おそらくは年齢的に来年の繁殖シーズン前に引退すると思われますのでこれがラストシーズン、

残りの一戦一戦すべてに悔いの残らない競馬をして、そして願わくばGI馬という最高の称号を。

その為には皆さんの熱い応援が必要ですので、今後も更なるご支援よろしくお願いします。

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