森嶋のブログ

プロレスとゲームを愛するバンドマン。SNS時代に逆行するここでしか会えないネットユーザー
他のバンドと差を付けろ!意図的にちょっとだけ人気を得る方法
〜他のバンドと差を付けろ!意図的にちょっとだけ人気を得る方法〜


あなたは音楽家です。
楽器を覚えました、曲も作りました。
そこで人前に出てある程度継続的な音楽活動をしたいと思いました。

しかしどんなに才能があっても、それだけで自然とファンが付くというものではありません。
なるべく多くの人に聴いて貰う為には、その為の努力というものが必要になります。
しかし経験上、そこまで実践できてるなと感じられる人はさほど多くはないのが現状です。

ここではそんなあなたに、音楽活動をやる上で
「こうすると人気が出やすいよ」「これはやるべきじゃないよ」
というのをまとめています。

もちろん最終的には才能による部分が大きいので(あと顔)
これを実践すれば必ず成功するという保証はできませんし
目指す音楽性によってはまるで参考にならない恐れもありますが、
中には音楽だけに限った話ではないような項目もありますので
知っておくともしかしたら音楽のみならず他分野でも応用できるかもしれません。
とは言えパロディ的な記事なので話半分にどうぞ。

なお今回ソロ活動とバンドでの活動の両方を想定していますので
例が混在しております。あらかじめご了承下さい。


・お客さんは多いに越した事はない

音楽というのは表現・芸術の分野ですので、
商業的に物事を考える事は悪と捉えてる人も少なからずいます。
「俺はヒットなんかしたくねえんだ」ってやつです。

しかしそれは筋トレに例えるなら、一日10回の腕立てを始めた段階で
「ムキムキになって服が着られなくなったらどうしよう」という心配をするようなレベルです。
大丈夫、なりません!

あなたが人前に立ってライブを行う以上お客さんの存在は欠かせません。
ならばそのお客さんの数は多いほど良いに決まってます。
ノルマ制のライブ出演だとお客さんが少ないほど自分の金銭的負担が大きくなるので
多少なりとも緩和されない事には活動の継続が困難になるというのもありますが、
不入りは時として会場や主催側に明確な実害を与える場合があるからです。
それは表現者である前に社会人として避けたい事態です。

それでもなお頑なに「動員なんて関係ない」と思うのであれば
それはもう「人に聴かせるつもりがない」という事であり、
であれば「そもそも人前に出る必要がない」という事になってしまいますので
少なくともライブ活動はせずに別の形で展開した方がずっと周りの為です。

自分のやりたい事を貫くというのもある程度尊重される事ではありますし
そういう態度こそが時に芸術家として魅力的に映るという事はありますが、
やはり相手のいる商売なので向こうの立場になって考えるというのも同じくらい大事です。
これはプロを目指している人もアマチュアのままでい続けたい人も変わりません。
とにかくまずはたくさんのお客さんに聴いて貰いたいと思うところから始めましょう。

とは言えもしかしたら不本意にも大ヒットしてしまい、
獲得した人気を自ら手放したいという局面が訪れるかもしれません。
でもそっちはその気になればいくらでも簡単にできますのでその時になってから考えても遅くはありません。


・名前を決めよう

名前は大事です。
昔のバンドやお笑いは何かしらの元ネタから名前を取るケースが多かったですが、
昔と今とで一番大きな違いはインターネットの有無です。
なので今日においてはインターネットありきで物事を考えるべきだというのが筆者の持論であり、
それを踏まえて最も重視しなければならないのは「検索に引っ掛かる事」です。

あなたが何かしらのきっかけで一時的に興味を持たれたとします。
「どんな人なんだろう」「次のライブはいつなんだろう」と向こうは思います。
しかしその時もしも検索で似た名前の別人がたくさん出て来たら?
よほど熱心に興味を持っていたのなら探し当てるかもしれませんが、普通は「わからん」で終わり、
もしかしたらその人はもう一生あなたに興味を持つ事がないかもしれません。
これは致命的な機会損失です。

狭い範囲で識別される程度であれば他の人と被ってても実害はありませんが、
不特定多数に対して自分を商材として商売をしようと思ったのであれば
ハッキリと自分がグーグルの上の方に来るようでなくてはいけません。

その場合一般名詞から名前を取るのは非常にリスキーと言わざるを得ません(英語は特に)。
しかし造語にしてしまうと独自性はある反面覚えてもらいにくいというデメリットもあります。
なので例えば「ももいろクローバー」や「ジャンボ鶴田」のように
ある程度理解できる単語を組み合わせて他にない一つの言葉にするというのが
名前を覚えてもらいやすいという点だけに限れば一番良いのではないでしょうか。

本名名義なら同姓同名の人もいるでしょうし必ずしも唯一無二の言葉である必要はありませんが、
せめて「音楽」「バンド」「ギター」などの語句を足せば
絞り込める程度にはしておきたいものです。

ただし何でもインパクトがあれば良いというものでもありません。
お客さんは名前も含めて音楽性を判断するので、
あまりにも乖離が見られる場合は却って逆効果になる事もあります。
甘く切ないバラードを歌う人が「ウンコむしゃむしゃ太郎」だったら諸々台無しです。
その場合は多少無難でもいいからちゃんと芸風に見合った名前を付けましょう。
もちろんウンコむしゃむしゃ太郎さんがコミカルな歌を歌う人だったら大アリです。

あとこれ結構大事なんですけど、引っ掛かりを残す名前ではありながらも
しかしその言葉は「そんなには面白くない」のが望ましいです。
名前として使ってる以上会話の中で頻繁に時には大真面目にその言葉が飛び交う訳ですから
いちいち話の流れを遮るようであっては困るのです。
また、どんな面白い言葉も慣れてしまうとどうしても面白くなくなってしまい
最悪名前を見て「滑ってる」と思われる可能性すらあるので、やはり「単体でオチる名前」は危険です。
ここは名前に適した温度を守りましょう。じゃあウンコむしゃむしゃ太郎やっぱりダメかも(笑)。


・公式サイトを作ろう

これは前述とまったく同じです。
「どんな人だろう」「次のライブはいつだろう」と検索した時に
その情報が載っていなければ何の意味もありません。
運が良ければ会場や主催者の方で告知を載せてくれている場合もありますが、
ここはちゃんと自前で拠点を用意しておく事が大事です。

今日のインターネットには様々な形のパーソナルスペースが存在しますが、
ちゃんと専用の「サイト」を作りましょう。
なぜサイトでなければいけないかという理由は3つありまして、
「デザインに融通が利く」「誰でもアクセスできる」「情報が決して流れない」です。


まずひとつめの「デザインに融通が利く」ですが、
SNSの中にもプロフィールに特化したものがいくつか見られますが
正直そのどれもが見辛いという印象を拭えず、下手をすると
サイト内で迷子になって必要な情報を得られないという事が結構あります。
そしてその不親切さは転じてあなた自身への低評価に繋がる事もあります。

アクセスする人が求めているのは凝ったデザインではなくあくまでも情報です。
見た目が簡素であろうとも絶対迷う事のない作りをしている方が断然好まれます。
その為にはやはり自分自身がいくらかHTMLの知識を持っていた方がよいでしょう。
(下手に他人に作って貰うと自力で更新できなくなる事態もあり得ますので)


ふたつめ「誰でもアクセスできる」について。
登録制のサイトの中には、ユーザーでなければ閲覧できないものがあります。
Facebookにイベントなどの情報を載せている方がいらっしゃいますが、
業界の最大手と言えども決して皆が皆Facebookを使ってる訳ではありません。
それ以外に情報が存在しない場合当然そういう人たちの目には届きませんし
その人たちが「Facebookを見てくれ」と言われた時はひどく悪感情を抱くおそれがあります。
今時やっていないのには何らかの理由がある可能性も高いので
「じゃあ登録すればいいじゃん」なんて軽々しく言い放つのはさらにNGです。
別にFacebookで宣伝する事自体は悪くないですし、むしろユーザー数が多い分だけ一定の効果は見込めるでしょう。
ですが「Facebookにしか情報が存在しない」という状況だけは決して作らないようにしましょう。
これはアーティスト側だけでなく主催者さんにも言える話です。


そしてみっつめ「情報が決して流れない」なのですが、
本人の連絡先なんだからいいだろうとTwitterなどプライベートなアカウントを
公式サイト代わりにしてる人が見受けられますが、これもやってはいけない事です。
性質上流れやすく必要な情報が探しづらい、かと言って頻繁に宣伝を繰り返そうとすれば
今度はウザがられて敬遠されるという負のスパイラルに陥ります。
これもユーザー数が多いので宣伝効果自体は高いですが、字数制限の問題もあります。
必ず詳細な情報が載っている別の場所を用意し、誘導しましょう。

専門知識がなくても立ち上げられる事からブログを公式としてる方も多いですが、
これもTwitterほどではありませんがやはり他の投稿をした時に流れやすいです。
対策として告知などの重要度の高い特定記事を常時トップに固定するという手段もありますが、
これだと今度はブログ本文の方がすべて読みづらい位置に追いやられるのでこれも個人的には煩わしく感じています。
加えてデザインをあまり弄れない為サイトと比べれば情報の整理に不向きな面もあります。
特にプライベートな日記と一緒くたにしてると余計そうなりやすいので
オンオフを分ける意味でもブログはブログとして利用しサイトは別途作っておきましょう。


要は「ここにアクセスすれば確実に一目でわかる」という場所を作っとけという事なのでありますが、
何より大前提として更新をサボらないマメさが結局のところは重要です。
サイトはあるものの「次のライブ」が2年前の日付になってる人なんてごまんといます。
何にせよ本気で人気を得ようと思ってるならその程度の手間を惜しむようではいけません。


・アー写を撮ろう

アーティスト写真、宣材です。
「アマチュアなのに必要なの?」と思う方もいらっしゃるでしょうがこれが案外必要でして。
主催者、あるいは共演者の方が紹介記事やチラシを作ってくれる場合がありますが
画像を入れたいと思ってるのに手頃なやつが存在しないと困る訳です。

そういう時はやむなくサイトの中にある画像から適当に転載するのですが、
「顔が鮮明に写っていない」
「写っていないメンバーがいる」
「逆にメンバー以外と一緒に撮ってる写真しかない」
「ギターの人なのに何かシャレで違う楽器を持っている」
「画像がすげえ横長で収まりが悪い」
「音楽と全然関係ないオフショットだ」
「そもそも転載してもいいのだろうか」
などなど、あらゆる事態に直面します。

その為、あらかじめこちら側から「これを使って下さい」と公言してるものがあると
先方の手を煩わせる事なくスムーズに事が運びとても好印象です。
文章によるプロフィールも同様です。
短めのコピペ用定型文などもあるといいかもしれません。

いずれにせよ事前にどういう人かわかるというのは凄く重要です。
ただ名前だけを書かれるよりそれが客足や期待に繋がる可能性は大幅に高まる訳ですから。
なのでこれも舞台上の自分と必要以上に乖離しないようにしましょう。


・さあ、ライブだ

さていよいよあなたのライブ出演当日です。
リハーサルを終えて出番まで下手すると何時間と暇な時もありますが、
それでも他の人の演奏はなるべく聴くようにしましょう。

最近の若い者は…ではありませんが、実際若い人ほど対バンを聴かない傾向にあります。
しかし実際のところ「あの人自分らの時にいなかったな」とかは結構覚えてるもので
逆に「この人は聴いてくれてたな」となるとその出演者に対して大変好感を持ちます。
案外そうしたところから次に繋がる話が出て来たりするのです。
事実自分の例でも対バンだった人がその次にお客さんで来てくれたという事がありました。

そんな打算的な事を差し引いても、他のお客さんと違って
チケット代を払わずに他の人たちの演奏を聴けるのは単純に役得です。
素晴らしいステージに触れる事は自分自身にとっても勉強になるので対バンを観ておく事に損はないです。

それでも中には、出演者に横の繋がりのないブッキングライブなどでは特に、
自分の趣味に合わない対バンっていうのもやっぱりいるのですが、
そういうのは思ってても絶対にSNSに書かないようにしましょう。最悪炎上します。
その上で良かった人たちに関しては名指しで褒めるともっと良いでしょう。

ポイントは「自分がされたら嬉しい」と思う事を自らが率先してやる事です。


・舞台は見えている

音楽のライブは基本的には良い音を聴かせる事が最優先事項であるとしながらも、
CD等と違って人前に立つというのは相手に視覚情報も与えている訳です。
ステージというのはあくまでもそれらがセットになった評価であり、
実際ライブに来たお客さんで「何も見ず曲だけを聴いた」という感想を持つ人なんていません。
であればそこに何の工夫もないというのは正直勿体無い事です。
これは決して外見を派手にしたり大袈裟なパフォーマンスをやれと言っている訳ではありません。
たとえ同じ曲を演奏するにしても見せ方・魅せ方はいかようにも変えられるという意味であり
より表現の幅を広げようと思うのであればしっかり目を向けておくべき部分だと思います。


・動画をアップしよう

ライブの模様は撮影してYouTubeにアップしておきましょう。
これもまたインターネットを利用して大きく名を売るチャンスです。
よりハッキリとどんな人かわかるのですから事前にチェックする人も結構いますし、
公式サイトやアー写と同様に、こういうのを置いておく事が主催者や共演者に紹介される機会を得られます。

有料ライブの模様を無料で配信する事は
その日お金を払って来てくれた方に申し訳ないという気持ちであったり、
収入に直結しないので実際にライブ会場に足を運んで欲しいという思いもあるかもしれませんが、
遠方なので来たくても来れないという方だって当然いるのですから
動画の視聴層を決して軽んじてはいけません。下手に挑発などしたら炎上は必至です。
その人自身は来なくてもネットで宣伝をしてくれて結果動員にも繋がる事は大いにある話なのですから。

ライブ特有の空気を知っている人は尚更「これを生で聴いてみたい」と思うでしょうし
一方でハナから「タダで観れるから観てるのであって別に足を運ぶつもりはない」という人もいます。
なので動画の無料配信が原因でライブの客足が遠のくという事はまずないと思います。
損して得取れ、変に出し惜しみなどせず動画はどんどんアップしましょう。
とは言え同じ曲ばかりが何本もある必要はないのでそこはバランスを考えて。


・最後に

一応まだあるのですがあんまり踏み込んだら一般論でなくなるのでひとまずこの辺で。
最初に書きましたように最終的な評価の分かれ目は才能ではあるのですが(あと顔)、
それでもこれくらい丁寧な仕事を心掛けていれば、仮に才能に恵まれなかったとしても
そうそう悪い評価にはなっていないであろうとだけはハッキリ言えます。
音楽をやっている方がこれを読んで何かしらを感じていただければ幸いです。
長々とお付き合い下さりありがとうございました。
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